2016年4月7日木曜日

甘味料のGI、虫歯になりやすさ、甘味度の比較

甘味料のう蝕性(虫歯になりやすさ)、血糖値の上がりやすさ(GI)、甘味度の比較

(2016/07/09更新)

甘いものを食べるから虫歯になるのか?

甘味料の血糖値の上がりやすさや、虫歯になりにくいものを調べていましたが、食べるだけではなさそうです。もちろんひっきりなしにたくさん食べていればそうなのですが・・・

どの甘味料を選ぶかよりも、どれだけ食べるか(量)、食べ方(頻度)を気にしたほうがいいようです

食べ方については、渋谷区の歯科 村松歯科さんのHPのコラムで解説されていますが 

砂糖の摂取は量よりも頻度が問題で、3時のおやつよりも食後すぐのデザートのほうが体への影響が少ないようです。(太りにくい。虫歯になりにくい)

それでも、GI値の低いもの、虫歯になりにくいものを選ぶために表にしてみました。まだ未完ですが、情報は随時追加予定です。


合成甘味料もネットで危険性を訴えられますが、厚生労働省のHPなどをみていると普通の食事ならば危険性は少なそうですが、心配なようならオリゴ糖中心に食べると懐にもやさしそうです。

スクラロース(厚生労働省)
アセスルファムカリウム アセスルファムK(厚生労働省)


糖質制限食を推奨されている「ドクター江部康二」氏は、エリスリトールをおすすめしています

・糖アルコールの中で血糖値を全く上昇させないのは、唯一エリスリトールだけです。
 ・厚生労働省お墨付きのゼロカロリーで、かつ全く血糖値を上昇させません。
 ・糖質に分類されるなかでは、例外的にエリスリトールと合成甘味料などは血糖値を上昇させません。

糖アルコールに分類されるものは、お腹がゆるくなる(下痢になる)おそれがあると警告表示される場合がほとんどです。症状は個人差がありますが、食べすぎには注意しましょう。

 

人工甘味料の危険性は危険なのか?

人工甘味料が危険という話はネットで調べるといろいろみられますが・・・

動物実験での結果であり、人間に直接の関連性が語られていない点、
人工甘味料の摂取量について語られていない点、
人工甘味料でない砂糖の安全性については語られていない点
政治的な陰謀論である点

などが気になっていましたが、痩せたい人.comさんの考察にうまくまとめられていました。


また、ドクター江部の糖尿病徒然日記 によりますと
ペプシネックスとかコカ・コーラゼロといったゼロカロリー飲料に関しては、カロリー、糖質共にゼロなら血糖値を上昇させることはありません。

FDA(米国食料医薬品庁)が食品への使用を許可している人工甘味料は、サッカリン、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、スクラロースの4種です。これらの人工甘味料は「フリーフード」と呼ばれ、米国心臓病協会や米国糖尿病協会も肯定的ではあります

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-367.html

極端な量を摂取しない限りは安全なようです。


項目種類GI値う蝕性甘味度備考
マルトデキストリン, シュガー, 110,  

消化しやすく、トレーニング後にプロテインと伴に飲むのをすすめる説あり
マルトース(麦芽糖) シュガー, 105,1
ブドウ糖転化糖 100


グルコース転化糖  100


トレハロース, シュガー,70
0.38-0.45
HFCS-42ブドウ糖果糖液糖, 転化糖 68, 1-1.2
スクロース(しょ糖) シュガー, 65,


キャラメル 転化糖 60,


ゴールデンシロップ, 転化糖 60,


転化糖 転化糖 60
1
精製業者シロップ, 転化糖 60,


HFCS-55 果糖ブドウ糖液糖,転化糖 58,

廃糖蜜, シュガーエキス, 55


メープルシロップ, 天然糖, 54


蜂蜜, 天然糖, 50


ソルガムシロップ, 天然糖, 50


乳糖, シュガー, 45,


サトウキビ汁, シュガーエキス, 43


大麦麦芽シロップ, 転化糖 42


HSH, 糖アルコール, 35x0.4-0.9
ココナッツパームシュガー, 天然糖 35


マルチトール, 糖アルコール, 35


HFCS-90 高果糖液糖,転化糖 31


ブラウンライスシロップ, 転化糖 25


フルクトース, シュガー, 25


ガラクトース, シュガー, 25


アガベシロップ, 修飾された糖, 15

アメリカ糖尿病協会はアガベを砂糖同様に制限すべき甘味料としています
キシリトール, 糖アルコール, 12x1
グリセロール, 糖アルコール, 5


ソルビトール, 糖アルコール, 4
0.6
ラクチトール, 糖アルコール, 3x0.8
イソマルト, 糖アルコール, 2
0.5
マンニトール, 糖アルコール, 2
0.5
エリトリトール, エリスリトール糖アルコール, 1x0.7
還元水あめ

x0.4
ヤーコンシロップ, 天然甘味料, 1


オリゴフルクトース, シュガーファイバ ,1


イヌリン, シュガーファイバ, 1


ブラゼイン, 天然甘味料, 0


クルクリン, 天然甘味料, 0


グリチルリチン, 天然甘味料, 0


羅漢果, ラカンカ天然甘味料, 0


ミラクリン, 天然甘味料, 0


モネリン, 天然甘味料, 0


Pentadin, 天然甘味料, 0


ステビア, 天然甘味料, 0x15
タウマチン, 天然甘味料, 0


アセスルファムK, アセスルファムカリウム 人工甘味料, 0x

アリテーム, 人工甘味料, 0


アスパルテーム, 人工甘味料, 0x200加熱することで甘みが低下
マスキング効果あり
チクロ, 人工甘味料, 0


ネオテーム, 人工甘味料, 0x

サッカリン, 人工甘味料, 0x500
スクラロース, 人工甘味料, 0x


う蝕性については、○は虫歯になりやすい、×は虫歯にならない。表示のないものは、虫歯になりにくいと意味しています。


GI値はGlycemic Index for Sweeteners より(2016/4/7)

 Glycemic Index for Sweetenersさんではヤーコンシロップ(Google検索)を
生で、有機で、自然で、低いカロリーと低血糖の甘味料としておすすめしていました
甘味度はWikipediaより



農畜産業振興機構 砂糖以外の甘味料について
http://sugar.alic.go.jp/japan/fromalic/fa_0707c.htm

サッカリン・サッカリンナトリウム 2011/12 (PDFです)
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000023pe7-att/2r98520000023pp1.pdf
3.8mg/kg 体重/日



砂糖系

スクロース(しょ糖)
小腸壁に存在する消化酵素「サッカラーゼ(インベルターゼ)」によりグルコースとフルクトースに加水分解され(「転化糖」参照)、小腸で吸収されて血流に入る。 この反応は短時間で起こるため、血糖値を急激に上昇させる。 (Wikipediaより)


マルトデキストリン

消化しやすく、トレーニング後にプロテインと伴に飲むのをすすめる説あり


マルトース(麦芽糖)


トレハロース
食品の品質保持に優れるので、砂糖の一部代替として利用するといいようです。
1日の摂取制限なし。ただし、大量に摂取するとお腹が緩くなることがあるようです。
砂糖の半分以下の4割程度の甘味
血糖値の上昇が緩やかで、低下もおだやかでインシュリンの過剰分泌を抑えるそうです。




人工

アスパルテーム
加熱することで甘みが低下
日本生活協同組合連合会などは安全性への懸念などからアスパルテームを含む食品の取り扱いを行ってこなかったが、2002年3月に留意使用添加物から除外することに決め、取り扱い制限を解除した。 (Wikipediaより)






糖アルコール


マルチトール(還元麦芽糖)
還元麦芽糖・マルチトールの安全性について (国立健康・栄養研究所)
https://hfnet.nih.go.jp/contents/indiv_agreement.html?587


ラクチトール
砂糖の40%の甘味をもつ(wikipedia)
う蝕性なし




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